個人塾の「2学期(秋)新規入会」集客キャンペーンガイド|夏期講習後の転塾検討層を逃さない集客設計

夏期講習が一段落する8月末から9月にかけては、個人塾にとって年間でも入会が動きやすい時期のひとつです。夏期講習を受講して初めて他塾の授業を体験した生徒・保護者が、2学期(秋)のタイミングで転塾や新規入会を検討するケースが多いためです。しかし多くの個人塾では、夏期講習の運営に追われて「講習が終わったら告知を始める」という後手の対応になりがちです。この記事では、夏休み明けの2学期入会シーズンを逃さないための集客設計を整理します。

なぜ2学期(秋)が入会の動きやすい時期なのか

夏休み中に夏期講習を受講した生徒・保護者は、2学期が始まる前後に「このまま今の塾を続けるか」「別の塾に移るか」を判断する材料を持っています。加えて、2学期は多くの小中学校で運動会・文化祭などの学校行事が集中する時期でもあり、行事が落ち着いたタイミングで学習面の見直しに意識が向きやすいという声もあります。埼玉県の東武東上線沿線(富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・和光市・川越市など)のように近隣に複数の学習塾が存在するエリアでは、この時期に「体験授業を受けてから決めたい」という保護者からの問い合わせが集まりやすい傾向があります。夏期講習の受講だけで終わらせず、2学期入会につなげる仕掛けを講習中から準備しておくことが重要です。

押さえるべきポイント

  • 夏期講習受講生への継続フォロー:講習最終日に個別面談の場を設け、2学期以降の通常コースへの案内を講習中に済ませておく
  • 転塾検討層向けの体験授業:他塾からの転塾を検討している生徒には、現在の学習状況や前の塾での指導内容をヒアリングしたうえで体験授業を設計する
  • 定期テスト結果を踏まえた無料相談会:2学期最初の定期テスト結果が出るタイミングに合わせて、成績の見直し相談会を告知する
  • チラシ・Web告知のタイミング:学校行事が落ち着く時期を見計らって配布・掲載する(行事直前・直後の配布は読まれにくい)
  • 入会特典の設計:夏期講習の値引き幅を引きずらず、2学期入会向けには入会金の一部免除など別枠の特典に切り替える

時期別のタスクの目安

時期の目安取り組むこと
夏期講習中盤受講生の2学期継続意向を個別にヒアリング、講習後の通常コース案内を準備
夏期講習終了直後受講生への個別面談を実施し、2学期からの入会・継続を確定させる
2学期開始直後転塾検討層向けにチラシ・Web告知を再開、体験授業の予約受付を開始
最初の定期テスト後結果を踏まえた無料相談会を実施し、成績に不安がある層への提案を行う
10月〜11月冬期講習の早期案内と合わせて、年内入会のメリットを訴求

転塾検討層への対応で気をつけたいこと

転塾を検討している保護者は、現在通っている塾への不満や、他塾との比較を前提に相談に来ることが多いため、前の塾を否定するような発言は避け、あくまで「その生徒に合った指導方法」を提案する姿勢が信頼につながりやすいとされています。また、転塾は生徒本人にとって環境の変化を伴うため、体験授業の段階で今までの教材の進度や理解度を丁寧にヒアリングし、いきなり難易度の高い内容を提示しないなど、無理のない導入を心がけることが定着率にも影響します。

失敗事例・成功事例(匿名)

ある個人塾では、夏期講習の運営に追われて2学期の告知準備が後回しになり、告知チラシの配布が9月中旬にずれ込んだ結果、近隣の他塾に転塾検討層の問い合わせを先に取られてしまったという声があります。夏期講習の反響が大きいほど、講習後の告知が遅れやすいことへの注意が必要です。

一方、別の塾では夏期講習の受講生に対して講習後半のうちに個別面談を設定し、2学期からの通常コース案内をその場で済ませたことで、講習終了と同時に継続入会の意思確認がほぼ完了していたといいます。あわせて転塾検討層向けの体験授業も9月最初の週にまとめて実施し、定期テスト前の駆け込み需要を取り込めたとのことです。

編集部からのアドバイス

2学期の入会シーズンは、夏期講習という「体験のきっかけ」がすでに存在する分、開校時のゼロからの集客よりも成果につながりやすい時期です。夏期講習の運営中から2学期の告知準備を並行して進め、講習終了後にすぐ動ける体制を整えておくことが、この時期の入会を取りこぼさないための鍵になります。

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